Eugen Pao「This Window」SME(SRCCS8911)'99 - JAPAN
Eugen Pao(g) Jack DeJohnette(drs) Marc Johnson(b) Joey Calderazzo(pf,key)
●太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ●JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
香港出身のギタリストで、昔は渡辺香津美氏の様なサウンドのギタリストの印象でしたが、本作の一曲目ではジョンスコ風になってますねぇ.
サドウスキーのテレキャスから出るギターは攻撃的で、運指もなめらかで丁寧に弾いているのも係わらず速いですねぇ.
ギターのクオリティの高さに加えて、M.Breckerの秘蔵子と呼ばれたJoey Calderazzoのキーボードもイマジネーション豊かに弾いてます. サウンドはN.Y.系の様な感じで、ギターを中心にバリバリと聴かせるタイプでかなり硬派な路線です.Fusionとも言えるし、Jazzとも言える様なその中間的なサウンドと言ったほうが分かりやすいかもしれません. M.Davisの「Milestones」も挑戦し、かなりくだけた感じで仕上げてます.ギターでの遊びの部分が多く、FusionギターリストというよりコンテンポラリーJazzギターリストとしての面を非常に感じます.前述した渡辺香津美氏もこの曲をやってましたが、スピード感あふれfusion風にアレンジしたのとはかなり対象的です. ごりごりとしたサウンドばかりではなく、静かなゆったりとした曲もやるんですが、ジョンスコ風というよりはJazzをやっているメセニー風のギターになりますねぇ.(特に「This Window」のタイトル曲は)
彼の作品は全ては持っていないはずで、何枚か欠けてます.今回聴いた彼の上手さは前から出ていたのかもしれませんが、この作品を聴いて非常に上手さを感じ、ソロでのフレーズの作りは格段の進歩がある様に感じました.
派な骨太いサウンドに飢えている人にお勧めします.Jack DeJohnetteのドタバタするドラムがちょっと気になりました.もうちょっとシャープに叩いて欲しかった(^^ ;)......趣味の問題ですが
☆私の好みでいえば、一曲目と二曲目の雰囲気で最後までいって欲しかった(アスワン)
 
   
Slow                 Speedy
Light             Heavy
Mellow               Hard
Lyrical               Cool
Melodious             Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble                 Interplay

\2,730  4/30/99 at 新宿タワー