Sonia「Play it on the Bossa Nova」La Voce(FRCD)'99 - JAPAN
Sonia(vo) Jun Kondo(ts,flt) Kengo Kinosita(g) Osamu Hirakami(pf,key) Marcel Vargas(b) Juan Geraido(drs,per)
○太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系
●ラテン系               ( ■ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系

お店でこのCDが流れていて、その瞬間思わずこの作品を探しにいきました.
ちょっとハスキーで子供っぽい声質.「Just Two Of Us」、「Fly me to the Moon」、「Moon River」他、C.Porter,Sting,Jobin等の名曲をボサノヴァタッチのお洒落なサウンドに仕上げています.
我々と馴染みが深いグローバーワシントンjr.の大ヒット曲「Just Two Of Us」が店内で流れた瞬間、背筋に電気が走りました.軽いボサノヴァタッチのアレンジで囁くような歌声は原曲の力強いボーカルとは違い、洗練されていて学生バンド時代に女性ボーカルでこの曲をやったことを思わず思い出させてくれました.
ボサノヴァタッチといっても、小野リサの様なかったるい雰囲気ではなく、ブラジリアン・ラブ・アフェアに近いサウンドでしょう.でも彼ら程こってりとしたアレンジではなく、シンプルに仕上げてます.その為、Fusionファンには受けるサウンドではないでしょうか.
C.Porterの「Night and Day」なんかは、4ビートでやると結構しっとりとした雰囲気で歌うパターンが多いんですが、ボサノヴァタッチの軽いリズムで歌うのでしっとりしているものの軽快さがあり、都会的な洗練された雰囲気が加わり夜のイメージから昼のイメージに聴こえてきました.
Stingの「Message in a bottle」なんかは、原曲のワイルドな雰囲気が打って変わって妖精の歌う雰囲気になり、途中までStingの曲とは気がつかなかった程です. 
最近、ロックやポップス等の曲をボサノヴァでカヴァーするパターンは、ブラジリアン・ラブ・アフェアが徹底的にサンバでのアレンジをして以来、なんかこのパターンを耳にする機会は多くなってきたようです.この人もその流れにいるんでしょうか. 
同じレーベルで驚異のコーラスで「スキヤキ」をボサノヴァ化したS.O.Pもそうですが、エッチな声のベレーザもこのレーベルで注目いたいレーベルです.
☆ブラジル系のサウンドが好きな人にはお勧めしたい作品です.買いッ!!(アスワン)
 

   
Slow                 Speedy
Light               Heavy
Mellow               Hard
Lyrical                 Cool
Melodious               Out of melody/code
Conservative                   Progresseve/Tricky
Ensemble                 Interplay

\2,200  4/30/99 at 新宿タワー